鮨屋の仕入れの時代による移り変わり キンキ、毛ガニ、クロムツとノドクロ|吉祥寺の江戸前寿司、鮨勝

東京都武蔵野市吉祥寺東町1-3-3

鮨勝について

鮨屋の時代による仕入れの移り変わり キンキ、毛ガニ、クロムツとノドクロ

鮨屋の仕入れも昔とだいぶ変わりました。
例えば、キンキという魚は安いというか、外道に近い魚というのが昔のイメージで、
商品にならないから、おかずとしてもらっていましたが、今では高級魚になっていますね。

毛ガニも35年くらい前は12月の最後の日に河岸に仕入れに行くと、
太っ腹な河岸さんが多かったし、「持っていきなよ」なんてタダでくれる事もありました。
昔は毛ガニは高級ではなくいっぱい獲れたし、普通に魚屋さんにも並んでましたね。

あと仕入れで変わったのは、ノドグロ(アカムツ)
以前は、北陸から関東には仕入れられない魚で、
聞かない名前だったし、知らない魚でした。

逆にクロムツはすごい取れてたんだけど、
今、クロムツが仕入れられなくなって河岸でも見ない。
ノドグロ(アカムツ)が多く出回っていますね。

昔は流通してものを出したくても仕入れられなくなったり、
高級魚になっていたりと時代によって仕入れも大きく変わりましたね。